「浮腫んでいるからかなぁ…」
「歩き方悪いのかなぁ…」
「体重増え過ぎた!?Σ( ̄ロ ̄lll)」
といった感じで
妊娠中の足裏の違和感は
なんとなくで見過ごされがちです。
その違和感を放っておくと
/
足の裏が痛い
↓
脛の内側が痛い
↓
1日中痛い
\
というように
見過ごせない状態になってしまいます。
先日お越しいただいた臨月の妊婦さんと
産後半年経過したお母さん。
お二人とも同じ症状で
とてもお困りの様子でした。
臨月の妊婦さんが
痛みを感じる場所は、踵(かかと)部分
産後のお母さんが
痛みを感じる場所は、土踏まずとふくらはぎの内側
産後のお母さんの方は
「静脈瘤予備軍?」と思えるような点もありましたが
ちょっと違うかな?という感じ。
施術しながら原因となる箇所をそれぞれ探ると
考えられる共通点は
足底筋膜炎
激しい運動を繰り返すアスリートや
運動能力や体力・筋力が低下した高齢者に多く見られれ
足裏の筋膜全体の炎症ですが…
妊娠・出産で
重心が変化し、筋力が低下した状態
また、むくみが悪化した状態も
こうした炎症を引き起こしやすいので要注意です⚠
痛みを引き起こす主な原因は
↓ ↓ ↓
①体重の増加による足底腱膜への負担の増加
➁扁平足やハイアーチ(甲高)
③回内足(足首の関節が内側に捻れて足首が内側に過度に傾いた状態)
④ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の柔軟性がなくなる
⑤足底の筋力や柔軟性の低下
⑥足の筋力低下で後方重心(重心が後ろに傾いてしまう)になっている
➆足首の関節が硬い
➇靴が合っていない
臨月の妊婦さん→①➁④⑤⑥➆
産後のお母さん→②③④⑤⑦
といった感じでした。
足底筋膜炎は
ふくらはぎの筋肉や足底筋膜が
硬くなることによって引き起こされるため
柔軟性を取り戻すリフレクソロジーはとても効果的!
また、1日中痛みを感じることがないように
リフレクソロジーだけではなく
股関節周りと膝周りもストレッチをして
より柔軟にしていくケアを施す。
そうすることで
サロンにお越しくださった時には
100だった痛みが
施術後には10まで下がり
ほぼ痛みを感じなくなったと
効果を実感していただけました。
なるべく良い状態を維持し
1日でも早く痛みがない生活をお過ごしいただくために
自宅で出来るセルフケアも
続けていくことも重要です。
≪痛みの緩和セルフケアと予防方法≫
- 足の指で「じゃんけん」を行うように動かす
- 左右に大きく開いたり、指を反らせたり、曲げたりする
- タオルを足の指でたぐり寄せるように動かす
- 竹踏みやゴルフボールを利用した足裏のマッサージなどのリラクゼーションを行う
- 足首、アキレス腱、ふくらはぎのストレッチを行う
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痛みの引き具合や
施術効果の実感には個人差がありますが
足底筋膜炎は、一度発症すると
痛みを感じなくなるまでに長い期間を要する
とても厄介な症状です。
痛みを少なくするためにも
なるべく毎日のケアと
定期的なマッサージをお勧めします☆