妊娠中の貧血と血圧

 

妊婦さんの身体と〘 血 〙

 

これは本当に大切な事。

なんとなく…ではなく

しっかり意識して過ごしてほしい事。

 

妊婦健診で

当たり前のように

毎回血圧を測定し

何度か貧血のチェックもして

気になる変化が無いか確認されますが

 

「貧血」と「血圧」について

医師から指導があった時は

なんとなく処方された薬を

言われた通りに飲むだけ

ではなく

 

〘生活スタイル〙

〘食生活〙

〘 血 〙

 

この三点について

 

改善するチャンス

 

と捉えて

改めてきちんと知って

産後の身体のためにも

見直してほしいと考えています。

 

_________

 

※血圧⇒心臓から血液を送り出す時に血管にかかる圧力。

心臓が収縮して血液を送り出す時に圧力が上がる。

心臓が拡張して血液をためている時に圧力が下がる。

_________

 

 

〖血圧が高い〗

心臓が血液を押し出す量が増えたり

血管の収縮などで血管の抵抗が大きい状態。

増えた血液が血管を圧迫し血圧が上がります。

血管が広がらないので、血液が必要な場所に行き渡らなくなる。

子宮への血流が滞れば、赤ちゃんに栄養や酸素がしっかり届かなくなります。

腎臓への血流が滞れば、腎臓の働きが弱くなって、尿には出ないはずの“タンパク”が出てきます。

 

 

〖血圧が低い〗

心臓から全身に血液を送り出すポンプの力が低い状態。

頭から上の脳に血液があまり届かず

酸素が不足してしまう状態になることがあり

脳貧血を起こすリスクが高くなります。

(急に立ち上がったりすることで血圧が急激に下がり、循環していた血液量が十分に脳に流れていかず脳が酸欠状態)

 

 

〖貧血〗

血液中の酸素を運ぶ役割をしている赤血球の量が少ない状態。

妊娠すると、血液量は1.5倍になりますが、

赤血球数は変わらないので薄い血液になっています。

また、赤ちゃんに栄養・鉄分を優先して届けるため

お母さんの身体の赤血球の生産量が追い付かなくなり

「鉄欠乏性貧血」をおこしやすい状態です。

 

 

ー血圧が高いー

“妊娠高血圧症候群”に要注意となります。

妊娠して血液量が増えると

血管を拡張して、血圧が上がらないような働きをするはずが…

何らかの原因でそれが上手くコントロールできないと、妊娠高血圧症候群の兆候があらわれます。

 

 

ー血圧が低いー

めまい・立ち眩み・浮遊感・失神など

脳の酸欠状態による症状に要注意となる他

循環器系(動機や息切れ)

消化器系(吐き気や食欲不振、便秘や下痢)

呼吸器(過呼吸症候群=呼吸が常に浅い)

といった諸症状にも要注意です。

 

 

ー貧血ー

身体が酸欠状態になっているのと一緒です。

おなかの赤ちゃんの発育不全や早産など

赤ちゃんに影響が出ることもあります。

また、出産時の微弱陣痛や

産後の体力回復に遅れが生じたり

母乳の分泌にも影響があることも…。

 

 

 

どの症状にも共通して

 

①バランスが取れた「血を作る」食事

②体に負担がない運動

③休養・リラックス

 

がとても大事なポイントになります。

 

バランスの取れた「血を作る」食事

って言われても難しい𓇢𓂅

と感じる妊婦さんもいると思います。

 

身近な食材で言うと

王道の

ほうれん草・ひじき・赤身のお肉・デーツ

 

でも、より効果的な食べ合わせとか

調理方法までわからないもんです。

 

妊娠をきっかけに

食生活を見直したい妊婦さんのために

とても分かりやすいサイトがありましたので

気になる方はご参考にしてください👐

 

〖妊娠期の食生活のおはなし〗

 

 

ただ気をつけてほしいことは

 

\頑張りすぎないこと/

 

お母さんの身体と心に負担をかけず

赤ちゃんもリラックスして過ごせる

マタニティライフであることが需要ですから𓂃𓐍𓈒⋆✩

 

料理が苦手。運動が苦手。

妊娠前から感じている方からしたら

①も②も頑張るほど

苦痛になることもあります。

 

適度に手を抜いて

リラックスしておなかの赤ちゃんと向き合い

おなかの赤ちゃんの成長を感じる時間を設けたら

自然と出来るようになっているかもしれません。

 


宇宙一最強の〘母性本能〙の力って

本当に凄いですからねっ!