双子の妊娠と一人の妊娠の違いは

 

0.2%~0.4%

 

何の数字かわかりますか?

 

 

自然妊娠で双子ちゃんを授かる確率です。

 

具体的には

 

一卵性双胎の双子を妊娠する確率⇒約0.4%

二卵性双胎の双子を妊娠する確率⇒約0.2%~0.3%

 

自分のおなかの中に

愛おしい小さな命を

一度に2人分宿った幸せや喜びを感じる反面

不安や戸惑いも感じると思います。

 

そして、めちゃくちゃ驚くと思います。

 

双子ちゃんの妊娠が判明したら

周りのサポートはより必要となり

お母さん自身も

妊娠生活をより気をつけて過ごす必要があります。

 

①妊娠高血圧症候群

双子妊娠でなくとも

妊娠すると、おなかの赤ちゃんにも

酸素や栄養を血液にのせて

届けないといけないため

お母さんの血液量は増加し

血圧が変化しやすくなります。

 

また、長期間に渡り

血流が悪くなりやすい状態となり

血管に負担がかかることで

各臓器に十分な血液が行き届かなくなり

腎機能が低下気味になります。

(健診で尿タンパクが出るのは、身体からのSOS)

 

こうなると、おなかの赤ちゃんにも

十分な血液を届けられなくなります。

 

双子妊娠の場合

一人の妊娠に比べて

循環血液量が増加するため

妊娠高血圧症候群にならないよう

注意が必要となります。

 

 

②浮腫・静脈瘤・血栓症

一人の妊娠に比べて

妊娠中期以降になると

急激に子宮が大きくなるため

圧迫により下肢がむくみやすくなります、

そのため、浮腫・静脈瘤・血栓症にも注意が必要となります。

 

 

③妊娠糖尿病

胎盤が完成する16週以降は

胎盤からつくられる物質の影響により

血糖値を下げる

「インスリン」の分泌が間に合わず

作用が不十分になり

血糖値が上がりやすいと言われています。

 

このインスリンの分泌は

身体的&精神的ストレスの蓄積にも

影響を受けやすいため

こういった身体の状態が

長く続いているだけでも

血糖値は上がりやすくなります。

 

 

代表的なリスクのみ上げましたが

双子ちゃんの妊娠は

一人の妊娠に比べると

ハイリスク妊娠に繋がる可能性が高くなります。

 

だからこそ

お母さんの身体を休ませるように

ゆったりと緊張をほぐし

リラックスした身体の状態にしておくことが

必要不可欠となります。

 

一人の妊娠よりも

圧迫されやすい臓器への血流を

少しでも巡り良くしていく必要があります。


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先日お越しいただいた経産婦さんは

双子ちゃんを授かったお母さんでしたが

まだまだ小さなお子さんを

ほぼワンオペで育てながらの

妊娠生活を過ごされていたため

お母さんの身体の疲労感は極限状態でした。

 

少し動くたびに「はぁぁ」と

大きなため息が出るほど

呼吸しにくそうな身体。

 

日常生活と妊娠の影響で

カチコチになっている身体。

 

60分の限られた時間内でも

いかに呼吸がしやすくなり

血流が良くなるようにするために

どこに重点を置き

身体に負担をかけないよう

施術していくかを判断し

しっかりとケアをさせていただきましたˊᵕˋ

 

施術後の身体は

呼吸のペースが落ち着き

詰まりを感じられていた部分も

柔軟性を取り戻し

身体全体の血が巡り渡った様子☘︎☘︎

 

ハイリスク妊娠にならないよう

出産予定日まで

お母さんの身体と

おなかの赤ちゃんに向き合う施術を

しっかりしていきたいと思います⋆⠜✵