お母さんのストレス

 

突然ですが

とても冷たくて狭い所に

ジッと居続けられますか?

 

酸素も薄くて

呼吸がしにくい所に

長時間居続けられますか?

 

おそらく

ほとんどの方は「ムリッ!!」

と答えると思います。

 

当然、私もその一人。

 

意識朦朧として

精神的にどうにかなってしまいそう(;´・ω・)

 

なぜこのような

答えが想像つく質問をしたのかって??

 

 

それは…

おなかの中にいる赤ちゃんから

寄せられた質問だと思ってください。

 

 

前回のブログ(⇒内容はコチラ

不安からのストレスに触れましたが

主にメンタル面を中心とした内容でした。

 

今回は、メンタル面以外で

お母さんが感じるストレスと

おなかの赤ちゃんへの影響について・・・

 

冒頭にあった質問は

ストレスを感じながら

我慢している妊婦さんのおなかの赤ちゃんが

感じていることそのものです。

 

 

おなかが大きくなる度に
臓器が圧迫されて息苦しくなる。

うまく呼吸が出来なくて
動悸や眩暈がする。

身体が重くて動くことが億劫。

 

眠れないほど骨盤痛や腰痛が辛い。

 

胸やけや吐き気が治まらくてキツイ。

 

 

妊娠周期によって感じる

身体の不調やお悩みは変わってきますが

妊娠前に比べると

不調度合いが全く違って

身体的なストレスを感じる妊婦さんは

とても多くみられます。

 

ストレスを感じると

身を守ろうとする防御本能が働き

身体は戦闘モードにチェンジ!

 

戦闘モードになると…

 

気づかないうちに下腹部に力が入り

赤ちゃんがいる子宮を狭くしてしまいます。

 

お母さんの身体を流れる血液は

身体の中で一番重要な

≪心臓≫と≪脳≫を最優先して送り込まれるため

胃・腸など消化器や子宮といった臓器は

後回しになってしまいます。

 

そうなると…

 

胎盤を通して栄養を取り込んでいる赤ちゃんは

栄養不足の状態が続いてしまいます。

 

臓器へ送り込まれる血液が少なくなると

必然的に身体の冷えが進んでしまい

羊水も冷たくなってしまい

赤ちゃんが冷え性になるリスクが高まります。

 

_________

 

今日施術を受けていただいた

妊娠後期の妊婦さんは

妊娠8ヶ月に入る頃から

大きくなっていくおなかが

どんどん横隔膜を押し上げていくことで

呼吸がしにくくなり

日常生活における最低限の動きですら辛く

ほとんど寝たきりに近い妊娠生活に。

 

食べることも飲むことも苦しく

少量の食事でも胃酸が上がってきて

充分な食事と水分が摂取できなくなってしまい

点滴入院で栄養を補い退院したばかりでした。

 

「自律神経失調症」の傾向もみられると

伝えられたそうです。

 

身体的ストレスを

「妊婦だから仕方ない」と我慢し続けた結果

こんな状態にまでなってしまうことは

とても辛いことです。

 

 

「生活が出来ないぐらい辛い思いをしながら

妊娠生活を送りたくない!」

 

この妊婦さんの強い想いがきっかけとなり

ご予約を下さり施術させていただきましたが

ストレスを耐えて過ごしていた様子が

身体全体から伝わるほど。

 

極度に強張った身体

とてもデリケートな状態の身体

 

アンバランスになった状態を整えるよう

時間をかけて丁寧に施術し

強張った身体と張りつめた心を

じっくりほぐしていくと

 

スーッと呼吸がしやすくなり

スーッと身体が楽になる♪

 

 

お母さんの身体が楽になると

おなかの赤ちゃんも楽になる。

 

大きなおなかを支えながらの生活は

とても苦しくて大変です。

お母さんが身体的ストレスを感じて苦しい時は

おなかの赤ちゃんも同じ思いをしています。

 

「おなかが大きくなって苦しくなるのは

妊娠後期だから当たり前。出産までの我慢!」

ムリして耐えるのではなく

おなかの赤ちゃんも一緒に

快適に過ごせるように

意識を向けてあげてください♡