妊婦さんと腸内環境

 

1人目の妊娠の時は

尾てい骨とか恥骨の痛みがあったけど

今回の妊娠はそれは全くないんです。

ただ…

 

ものすごく体がだるくて

重い感じが抜けないんです。

すぐイライラしてしまうし…

 

 

 

2人目を妊娠したお母さん。

 

疲労感たっぷりめのトーンからも

日頃の頑張り度合いが伺えました。

 

お1人目の妊娠の時から

マタニティマッサージのケアに

お越しいただいていましたが

共通する点は

 

「便秘」

 

妊娠中のマイナートラブルの中でも

スタメンクラスの便秘。

 

妊娠して便秘になる原因は

ネットでも情報誌でも

当たり前のように

  • ホルモンバランス
  • 大きくなるおなかの圧迫
  • 運動不足
  • 栄養の偏り
  • 水分不足 

…云々…書いてありますが

 

便秘中の腸内環境が

良いか悪いか?聞かれたら

答えは NOですよね。

 

腸内環境が良くない状態を

「妊娠中だから仕方ない」と

半ば諦めていませんか?

 

腸の働きは

幸せホルモン(セロトニン)の分泌にも関わるんです。

セロトニン100%のうち90%司っています。

 

生産物流みたいに例えてみると

 

【腸内工場】

 セロトニン(神経伝達物質)の素を製造

   ⇩

 脳内加工場へ出荷

   ⇩

【脳内加工場】

 セロトニンに加工

   ⇩

 体全体に分泌

   ⇩

リラックスや幸福感という感情が溢れ出し

精神状態の安定や、体全体の機能が強化

 

 

という感じで

セロトニンの分泌は

丈夫な身体と心を育てる免疫力アップに繋がります。

 

何が言いたいかというと

セロトニンの分泌が少ないと

無性にイライラしたり

落ち込んだ気分になったり

常に疲労感があったり…

 

心と体が

健康な状態でなくなるわけです。

 

 

また、人の腸内には

100兆を超える細菌の群れ

「腸内細菌叢」があり

この細菌叢の多様性や質で

私たちの健康や体質が左右されるという

大役を担っている存在。

 

これが生まれてるく赤ちゃんにも

大きな影響を与えるという

研究発表があります。

 

食物繊維を意識的に摂取しない食生活は

生まれてくる子供だけじゃなく

その後何世代にも渡り

貧しい腸内細菌叢が受け継がれていく。

 

また、妊娠中に

ストレスや不安を多く感じながら過ごすと

腸内細菌叢が「免疫物質減少」という

悪い方へ変化するだけじゃなく

出産時に赤ちゃんが通る産道の細菌叢まで

悪化させてしまう。

 

ということが😨

 

 

産婦人科で処方される薬には

あまり頼りたくない!!

 

と言われる妊婦さんもいらっしゃいますが

産まれてくる赤ちゃんや

遠い未来のお孫さんのことを考えると

簡単に解決出来ることでもないですよね…

 

 

幸せホルモンの分泌を

盛んにしてくれて

多様性があり

質のいい腸内細菌叢の富んだ

腸内環境を心がけることは

お母さん自身だけじゃなくて

遠い遠い命に繋がる大切な事。

 

 

マタニティマッサージでは

直接おなかを揉んで

腸にアプローチすることは出来ませんが😟


腸の働きに関わる

身体の経絡や

足裏の反射区やツボから

アプローチをかけた施術で

元気がなく弱っている腸内を

活性化したり整えることは出来ます。


魔法使いではないので

たった一回の施術で

いきなり腸内環境が

すこぶる良くなった𓂃𓂃𓂃

ということは難しいけど


「身体が軽くて動けるって幸せ𓂃」

と気分がリフレッシュして

喜びを感じることで

幸せホルモンが

たくさん分泌することに繋がる点は

腸内環境を整えるお手伝いをしてる

ということになります☺️



もちろん施術だけじゃなく

普段の生活習慣や食事の見直しも必要✏︎


  • 発酵食品や食物繊維を積極的に摂取する


  • 1日15分~30分は外に出て日光を浴びる

朝やお昼休みなどの隙間時間を利用して

日光を浴びながら

15~30分程度のウォーキングを習慣にする



妊娠中の便秘は
本当に頑固なもので
私もすごく悩まされていました🌀

ちょっと変えただけで
即効性がある人とない人がいます。
どうしても変わらない…
と感じたら
産婦人科の主治医に
お薬を処方してもらうのも一つです。
我慢して過ごすことが1番NG。

お母さんが感じるストレスは
赤ちゃんにも伝わってしまいます。

お母さん自身が
快適に過ごせる選択をして下さい♡