腎虚と補腎

先々週と先週の2週間の間で、

お越し下さった妊婦さん皆さんが、

共通して≪腎≫に関係するトラブルが多くみられたので、

簡単に≪腎≫について、ご紹介したいと思います。

 

東洋医学で言う≪腎≫とは、

成長・発育・生殖能力・ホルモン分泌・免疫力・骨格維持・脳の活動

など、生命活動を維持するための中心となるところです。

 

≪腎虚≫とは、

身体のエネルギーが、極端に不足し、

生命活動が衰退・老化現象が表れやすくなることです。

 

≪補腎≫というのは、

腎虚を治すことを言います。

 

では、≪腎虚≫になると、

どんな身体の変化が表れるのかというと…

 

・腰痛の悪化

・膀胱炎、残尿感、尿漏れ

・自律神経失調症

・不眠

・むくみ、かかとが痛む、足のだるさ

・しみ、しわ、肌荒れ

・脱毛、白髪

・眼精疲労、視力低下

・耳鳴り、難聴

・歯と歯茎のトラブル

・息切れ、血圧異常

・物忘れ、記憶力低下

・味覚異常、鈍感

・強い生理痛・生理不順

・強い冷え症、痺れ

・慢性の皮膚病

 

このように、見た目も内面も、

極端に老けこんでしまいます。。。

 

もとから腎虚気味だった方が、

妊娠して症状が悪化するケースが多く見られます。

なかでも、仕事していたり、育児中の妊婦さんは、

特に強い症状が表れます。

 

補腎というのは、アンチエイジングに繋がります。

腎を守り、身体のエネルギーを補うためには、

過労を防ぎ、冷えを改善することです。

補腎作用(腎の機能を補う)のある食物

ヤマイモ・黒豆・黒ゴマなどを摂取することもオススメです。

 

また、腎と≪膀胱経≫は、とても密接な関係にあります。

膀胱経は、後頭痛・背中・腰・坐骨神経痛・尿の生成と排出

に関わる経絡のルートを言います。

腎気(西洋医学で言う腎臓と、東洋医学で言う腎の働きの総称)の作用により

老廃物を尿として体外に排出します。

 

西洋医学で言う腎臓は、

血液中の老廃物をろ過し、尿を作る体の≪廃水処理場≫の役割をします。

妊娠中は、胎児の排泄物もろ過するので、

腎臓に負担がかかり、機能が低下しやすい状態です。

こういった事と、妊娠で大きくなる子宮で膀胱が圧迫される事から

妊娠中は特に膀胱経の流れが悪くなりがちです。

 

そうなると、

トイレの回数が増えたり、

行ってもスッキリしない…

足が冷たく、むくみやすくなり、

腰もだんだん痛みだす。

というトラブルが起こります。

 

いずれも、妊娠中によく聞くお悩みですが、

auttaa happinessでは、

むくみの真の原因はどこにあるのか…

何が原因で身体が冷えているのか…

そういったことを、カウンセリングと

リフレクソロジー・ボディーケアを通じて、

身体の声を聴くように、施術を行っています。