基礎代謝アップ

14歳ごろをピークにどんどん低下し、

さらに、妊娠中にグンと低下する≪基礎代謝≫。

 

前回の記事では、低下したまま過ごしていると、

同じ食事量でも、太りやすい体になってしまう事を言いましたが、

妊娠中でも、基礎代謝を低下させない方法はあります。

 

今回は、基礎代謝up方法について。

 

基礎代謝をアップするには、

◆筋肉トレーニングとバランスの良い食事を続ける。

◆腹式呼吸を行う。

◆褐色脂肪細胞を活性化させる。

この3つを続けることがとても大切です。

 

 

ー妊婦さんでも出来る、筋肉トレーニングとは??―

 

筋肉には、

・力を使う運動(例えば、重い物を持つ)をする時に働く≪白い筋肉≫

・生命維持(例えば、呼吸するために肺を動かす)するために働く≪赤い筋肉≫

が、あります。

白い筋肉は、体の表面に多く、

赤い筋肉は、体の内部に多くあります。

 

基礎代謝をupするには、エネルギー消費の多い

赤い筋肉を増やす必要があります。

赤い筋肉は、背中に1番多くあり、

ゆっくり動かすタイプの運動で鍛えられるので、

姿勢を良くしようと、背筋を伸ばすだけでも消費量はアップします。

他にも、足を大きく開いてしっかり上げて行うウォーキングや、

サロンでアドバイスしてる、背面を伸ばして動かすストレッチを

ゆっくり行うのも効果的です。

 

この時に、一緒に≪腹式呼吸≫法も取り入れると

より一層、効果は高まります。

腹式呼吸は、おなかに空気を取り込んで膨らますように、

鼻から息を吸って、ゆっくりおなかから空気を押し出すように、

口から息を吐く呼吸方法です。

 

毎日の呼吸を、腹式呼吸に変えることは至難の業ですので、

こうしてストレッチする時などに、行うと無理なく続けられるだけじゃなく、

腹式呼吸によって、赤い筋肉が温まって、

より働きが良くなり、鍛えられます。

 

 

ーバランスの良い食事ー

 

妊娠中は、どうしても体重の増加が気になりますが、

それを理由に、食事量を極端にセーブするのは良くありません。

(※初期・後期悪阻で食べられない妊婦さんは例外です)

 

食事量が少ないと、使用できるエネルギー量が少ないため

少ないエネルギー量で身体を動かす方法を、

人間の持つ「防衛本能」から、身体自身が学んでしまいます。

このような状態になると、

食事量が少し多くなっただけでも太ってしまいます。

 

基礎代謝を上げるためには、

≪良質なたんぱく質≫を含んだバランスの良い食事と

適度な運動を、毎日続けることが、非常に重要なポイントと言えます。

 

※良質なたんぱく質の食品※

身近な食品で挙げると

卵・牛乳・大豆・豆腐・鮭・イワシ・豚ロース・鶏胸肉

かまぼこ・プロセスチーズ・ロースハム など

 

 

ー褐色脂肪細胞の活性化ー

 

褐色脂肪細胞=エネルギーを燃やす細胞

この働きを活発にしてあげることも、基礎代謝upに繋がります。

 

褐色脂肪細胞は、身体の至る所にあり、

特に手の平に多く集まっている≪冷点≫という、

寒さを感じるセンサーを刺激してあげると、

体温を上げようとして働きます。

冷点を冷やしたり、温めたり繰り返すことで、

褐色脂肪細胞が活性化されます。

入浴時に、冷たいシャワーと温かいシャワーを

交互にかけることも、とても効果的です。

 

 

以上、基礎代謝up方法をご紹介しましたが、

どれも妊婦さんでも無理なく続けられることばかりです。

産後の身体だけじゃなく、

これから先、健康で綺麗な女性でいるためにも

毎日続けるよう、意識を高めて行ってみてください。